笹間地区は、笹間川の流域に点在する集落を総称(そうしょう)して地域名がつけられました。周りを、山に囲まれた谷間の集落で昔ながらの風習や神楽などの伝統芸能、また手つかずの自然に恵まれた、のどかな町の様子を印象付けます。 春には笹間側土手に桜が満開となり、夏には澄み切った清流で鮎つりを楽しめます。そして秋には、真っ赤に色づいた紅葉と、五色の衣装をまとった山々が町全体をやさしく包みます。冬の朝には、ツララや霜柱、薄氷を踏みしめるたびにサクサクと季節の音を奏でます。春夏秋冬おだやかな里の風景が失われつつある日本人の感性に染み入ります。